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【ポケモン】環境調査について【PPM/UPP】

※このエントリは、Wi-Fiマッチにおけるポケモンの使用状況調査方法の提案についてのものです。

誤解を避けるため、以下の単語についについてはあらかじめ定義付けをしておきます。この定義は、このページのみで有効になるものであって、世間的に統一された意味をもっているものではありません。
また本文中の調査数値は仮のものです。

・採用
そのポケモンが、パーティ内に入っていることを指す。

・選出
そのポケモンが、その対戦でバトルメンバーに選ばれることを指す。





ポケモンのWi-Fiバトル、特にランダムマッチと呼ばれるもの(以下、ランダム)では、日々、多くのトレーナーが自慢のパーティ(以下、PT)を率いて鎬を削りあっています。

勝つためには対策が不可欠ですから、誰がどのくらい特定のポケモンを使用しているのか……というのは、常に注目の的です。
ですから、ポケモンの採用状況の遷移を環境(対戦環境)と呼び、その環境を何らかの形で可視化するという行為は、ある一定のプレイヤー層のなかで非常に有益なものとして捉えられています。

何故ならば、環境を知ることで「どのポケモンを対策すべきか」という優先順位を効果的に定めることができるからです。
PTは6匹のポケモンで構成されますから、強力なポケモン全てに対して一様に対策することはできません。
しかし環境を知ることで、「このポケモンは危険だけど、今はあまり使われていない」といった選別材料を得ることができるのです。





■KPについて

既に環境の可視化という分野において、KPという概念がある……というのをご存じでしょうか?
これは「被りポイント」と呼ばれるもので……概ね……調査回数内において、どのポケモンがどのくらい使われたかをカウントした数であるようです。

自身のPTで採用した6匹のポケモンに対して、対戦した相手がそれと同じものを使っている場合は1加点。高ければ高いほど被り率も高くカッコ悪い……といったものであるようです。
説明が下手すぎてわけが分からない方が殆どだと思いますが、私も分かりません。

これは私が見たページの、KPについての説明が既に日本語でおk状態であったためです。

しかし、各所の断片的な情報から察するに、「ガブリアス(KP50)」と表記されると、その調査数のなかで50人はガブを使っていた……という意味合いになるようです。
要するに使われた回数をカウントしただけのものですね。

これはこれで素晴らしいものではあるのですが、見る側にとって扱いやすいデータであるとは思えません。

というのが、普通これらのデータを参照した閲覧者は最終的に「なるほど、つまりガブリアスは●●%の人が採用してるんだな」という風にパーセンテージで了解するからです。





■最初からパーセンテージ化しておく

計算によりパーセンテージ化が可能だということは、パーセンテージ表記からKP表記にするのも可能であるということです。

となると、どうせなら閲覧者に理解しやすい形でまとめた方が得になるはずです。





■PPM

では、お待ちかねのPPMに関する説明を行います。
PPMはParty Per Matchの略で、対戦毎採用数といった所です。

例えば100回の対戦のうちにガブリアスが30回使用されていたら、PPMは約0.3になります。

【PPM=採用数/調査回数】

PPM=30%、または0.3PPMと表記することになるでしょう。

調査回数の変動によって、見た目の高低が変わらないことが最大の利点です。
(まあ調査回数が変動すると調査の信頼性にも影響を及ぼすのでアレですが)





■UPP

UPPはもっとピンポイントな調査形態で、こちらはUse Per Partyの略となります。
意味としては「該当ポケモンを採用しているPTのなかで、実際に選出した率」となります。

例えば調査するうちガブリアスが30回使用されており、その中で10回は選出されていた場合……UPPは約0.3になります。

【UPP=選出数/採用数】

UPP=30%、あるいは0.3UPPと表記するべきでしょう。

選出率というのは、こちらのパーティによって大幅に揺れる値(ラプラスの魔物)であるため、一見して大した価値のない数値に見えます。
しかし、例えば典型的なテーマPTや統一PTで集計を行った場合はどうでしょう。

雨PTは、どんなポケモンを呼ぶのか。
霰PTは、どんなポケモンを呼ぶのか。

そういった価値あるデータに化ける可能性も十分にあります。

例えば件のガブリアスですが、現環境……というか、かなり昔から使用率はトップだったはずです。
これは、ガブリアスが高い性能と範囲の広い一致技を二種も持っていて、多数の型による読みにくさや受けにくさを実現しているためです。

しかし、こちらが霰PTや雨PTであったときも思考停止して選出しているかと言われれば、そうではありません。

となると、自身が雨PTや霰PTを使っている際は、例えばガブリアスのPPMが0.5でぶっちぎりの第1位であっても、UPPで0.1なら置物化しているわけで、あえて意識する必要はないわけで。それよりも意識すべきは0.3PPM、UPPで0.9のローブシンだ。
と判明するわけです。(霰PTの場合)

そんなものは事前の考察で分かることだと言う方もいるかもしれません。
確かに、代表的なものはそうです。

しかし、例えば貴方の手持ちにローブシンがいないとき、霰PTと対峙したら、何を選びますか?
先の例ではローブシンのPPMを仮に0.3としました。これは、ローブシンの使用率は30%に留まっており、残り70%はローブシンを採用してないという事です。
となると、70%の相手はローブシン以外のポケモンによって氷対策をしてくる、という事が分かります。
当然、他の格闘タイプや炎タイプを選出しますね。
でも例えば炎タイプがいない場合には、役割破壊程度の大文字を覚えているポケモンでも、優先的に選出しませんか?

そういった、理想論や机上論の通じない瀬戸際で、どのようなポケモンに暫定的な役割を持たせるのか。
UPPを集計すると、そういったものの傾向を捉えることが可能になるはずです。





■例

【雨PTによる環境調査】
調査数=1000
PPM順位.ポケモン名(PPM/UPP)

1.ガブリアス(0.40/0.20)
2.メタグロス(0.35/0.70)
3.ボルトロス(0.30/0.90)
4.ローブシン(0.25/0.40)
4.ロトム・水(0.25/0.80)
6.テラキオン(0.22/0.10)
7.シャンデラ(0.20/0.05)

以下省略





■といったところで。

集計方法、PPMとUPPの説明は終わりです。
これ以上にダラダラとケーストークを重ねることはできますが、実際には、そのデータを見てみないことには理屈通りの効果をもつ集計方法かどうかは分かりません。

自身、現在はWi-Fi環境がなく、調査できない状態ですから。
この提案はあくまで、提案のままネットの隅で朽ちていくものとは思います。





■ここまでお付き合いいただき

ありがとうございました!
by yamaomaya | 2012-03-31 15:50 | ゲーム全般