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ARAセッションリプレイ#1「森の異変」

うろ覚えと脚色に満ちた身内TRPGセッションリプレイです。
「こんなこと言った覚えがない!」とか「そのセリフは私が言ったんじゃない!」とか苦情は受け付けません。



■Starting Call.

学校食堂で厚顔無恥にもテーブルトークの準備を始める。
鞄に忍ばせておいたシナリオを出して、私はプレイヤーとなる二人を見回した。

一人はチームゴマ豆腐の片割れ、豆腐屋。
豆腐屋はエルダナーンの魔法使い「エル」を演じることになる。
もう一人はみんなの姐さん、むう姐。
彼女は筋力一極振りヴァーナの少女「ルナ」を演じる。

うろ覚えと脚色に満ちたリプレイレポートを記す前に、簡単に両者のキャラクターについて解説しておこう。
作成時点の印象だ。

エル(エルダナーン♂/アコライト・サモナー)
どこかで見たようなテンプレ構成のキャラクター。
ガチ回復型ビルド。

ルナ(ヴァーナ♀/ウォーリア・サムライ)
作成時のボーナスポイントを上限まで筋力に注ぎ込んだ脳筋キャラクター。
ただ、マスタリーがないから命中に不安がありそうだぞ?

■冒険の舞台へ

GM「さて、これからアリアンロッドを始めるわけだけど。まずは簡単に世界観と舞台の説明をしようと思う」
エル「どうぞどうぞ」

アリアンロッドRPGは、神々に祝福された大地「エリンディル」を舞台にしたゲームである。
この世界は、神々と悪しき野望をもつ邪神との戦いの舞台となり、4つの時代を経てきた。
いずれの時代でも神々は邪神や、その勢力に対抗するための人族を生み出してきた。
すなわち……ドゥアン、アウリル、フィルボル、ネヴァーフ、エルダナーン……そしてヒューリンである。
プレイヤーは、神に生み出されし人族を演じ、5つめの時代を生き、邪神を打倒さなければならないのだった。

GM「冒険者は神殿から仕事をもらって、モンスターを倒したり、遺跡を倒したりってことをしてます」
ルナ「なるほどねー(2828)」
GM「……何故、にやにやしている?」
ルナ「なんか楽しそうだなと思って」
GM「そりゃあな」

初めてのTRPG、それもゲームマスターだ。
興奮しないわけがない。

GM「ともかくそんなわけで、二人は地方から出てきたなりなんなりしてもらって、冒険者になってもらう。理由とかは追い追いでおk」

舞台となるのは、辺境の都市国家【ピーズ】。
複数の有力商家が合議で治める商業都市だ。
エルとルナは、そこにあるセブン大聖堂で冒険者となる手続きを受けたばかりだった。
手続きを受けたときに、たまたま居合わせた二人。
彼らはその場でちょっと話す仲になり、とりあえず一度、一緒に冒険してみることにした。

GM「ということにしよう」
ルナ「了解ー」

冒険者が一人で複数のクラスにまたがる技能を体得することは難しい。
多くの冒険者は自分にない能力を有する仲間と【パーティー】を組むことが一般化されている。
あるいはもっと多くの、【ギルド】という連帯単位を持つ冒険者の一団も多い。
そこまでの関係に発展する可能性があるかどうかは置いておくとして……
エルとルナは、お互いのできることを教えあい、そして多少の親睦を深めるために近くにある酒場に入る。

GM「そこは大聖堂の正面に伸びるセブン通りに面した小洒落た酒場、ニワグチ亭だった」
エル「えw」
GM「ニワグチ亭だった」
ルナ「えっw」

TRPGに内輪ネタはつきもの。なんじゃなかろうか。
ニワグチとは、俺屍ポータブルでの私の家名である。話せば長くなるが(略)。

GM「ともかく、そこで二人がジュースとかを飲みながら話していると、マスターと思しき青年が話しかけてくる」
マスター(GM)「やあ君たち、見たところ駆け出し冒険者のようだけど?」
エル「・・・・・・」
ルナ「・・・・・・」

メガネをかけた、痩身のマスターが声をかけてみるものの、二人は一瞬固まってしまう。
ノリよく返してくれることを期待していたのだが、さすがに全員初心者卓。
そううまくは行かぬものである。

GM「(喋って! 君たちの番です!)」

という祈りが通じたかどうかはさておいて、二人はそのうちにポツポツと話にのるようになってきた。
うーん難しい。
きっと二人は、喋っていいタイミングだと分からなかったんだろう。
直接的に発言を促すようにしたほうがいいのだろうか……。そんなことを考えながらマスタリングを続ける私。

■マスターのお願い

やや手間取りながらも話を聞くエルとルナ。
どうやらニワグチ亭の看板娘が近くの森に香草を取りにいったきり戻らなくなったらしい。
マスターのお願いは、その看板娘を迎えにいってほしいというものだった。

ルナ「受けないと話しが進まんですよね?」

いきなりメタいこと言わんでください。
しかし確かにその通りではあります。
皮肉にもこの一言が決め手になって、二人は迷子捜索を引き受けることになりました。

GM「じゃあ、聞きたい事とかあったら今のタイミングで聞いといてくらさい」
ルナ「その、クヘンの森ってなんなの?」
GM「すぐ近所にある森す。そんなに広くも深くもないし、よほど奥に行かない限り危険な魔物がでることもない」
エル「セッション前に言ってた、日帰りってのは本当?」
GM「ですね」

だからメタことは控えろと。
まあ、いきすぎなきゃ構わんのだけどな。

ルナ「じゃあ、迷子の名前は? どんな見た目?」
GM「看板娘ちゃんの名前は【マイ】です。ヒューリンの少女で金髪が森の中でも目立ちそうなかんじ」
ルナ「へー(メモする)」
GM「それだけでいい? 出発する?」

シナリオ的にも一通り情報が出揃い、先へ促そうとする私。
しかし、ここで既にルナは、その心配性の気を発し始めていた。

ルナ「いや、まだ聞くべきことがあるはずだ……(劇画調)」
エル「もう行きましょう。迷子が待ってます」
ルナ「いや、まだ聞くことがある……」

この後も、聞くことがあると質問しようとするルナ。
進行妨害として注意するのは簡単だが、キャラ付けとして面白いのも事実。

GM「マスターが怪訝そうな目で君たちを見ます。早めに行ってくれないと心配なんだが、と言われますね」

マスタリングの範囲内で出発を促すと、ルナは渋々、出立の準備を始めた。

■都市の外へ、そして初めての戦い

迷子を追う駆け出し冒険者のエルとルナ。
街道を行っていると、道の端から山賊が現れ、襲ってきた。
二人は降りかかる火の粉を払うべく、得物を抜く。

GM「初めての戦いってことで、バトルの流れについてレクチャーするぉ」

私が和やかに説明するのも束の間。
圧倒的な速度で先制を得たルナが山賊を肉薄。
午後の陽光を返す刃が閃いた瞬間には、もうすでに山賊の首は胴と別れを告げていた。

GM「山賊の首が飛んだーッ!(オーバーキル)」
ルナ「弱い!」
エル「弱い!」

まったくである。
しかし筋力一極がここまで直接的に攻撃力に影響するとも思えず、山賊を一匹狼にしたのは私の過失なのだ。

ルナ「さあ、先を急がないと」
エル「先に埋葬なりなんなりしてあげるべきじゃあ」
GM「自分で首刎ねたのに放置とかwww」
ルナ「でも時間ないんだよね?(チラッ)」
GM「かもしれないし、そうじゃないかもしれないし」

シナリオ的には現時点でノタノタしてても結果は変わらないのだが。
あんまりノタノタされても間延びしちゃうかもだし。少し急かす方向で。

エル「遺品を家族に届けるとかさぁ」

人情に溢れる青年、エル。
この時点では彼が想像を絶するようなロリコン変態だとは思っていなかった。

ルナ「山賊に家族とかいるのかなあ」
エル「じゃあ、墓くらい作ろう!」
GM「冒険者セットのなかにスコップとかあったっけ?」
エル「え?」
GM「(パラパラ)無い」
ルナ「放置で」

完全な外道である。

エル「せめて隠そう。草むらのほうに!」
ルナ「それがいいかなー」

出会いがしらに首を刎ね、埋葬もせずに草陰に死体を隠す。
それが真っ当な人間のやることなのか……疑問は尽きないが、二人は迷子を追って先を急ぐ。

■捜索開始!

クヘンの森に到着したエルとルナ。
ここから二人は迷子を探すことになる。

GM「感知で判定して、基準値以上なら達成度を+1します。合計で、8以上になったら見つかる感じです」

迷子の捜索には、続編の2Eにあるフォーカス判定を仮採用する感じになりました。
かなり簡略化してるので管理も簡単です。

GM「今回は事前に捜索対象の外見を聞いていたので、達成値が最初から+1された状態からスタートす」
ルナ「やったね」
エル「滾ってwwきwwwwたwww(コロコロ)」

甘めの基準値に付け込んで、二人は調子よく達成値をためていく。
捜索するうち、森にすむ下級モンスターと出会うエルとルナ。
キノコに手足が生えたような魔物や、プニプニのゼリーのような魔物。
彼らを相手に、ルナは剣を振るいます。
しかし……

GM「ひらりっ、君の攻撃は当たらない!」
ルナ「ちくしょうぅぅううう! 攻撃が当たらんんん!!」

各種武器において命中判定でダイス数を+1できるマスタリースキル。
武器攻撃者として必須であるスキルを取っていないルナの攻撃は、逸る気持ちとは裏腹に空振りを量産していた。

エル「これは ひどい」

十数分後、(剣の振りすぎで)息を荒くするルナはようやく最後の一匹を屠る。

ルナ「やっと……当たったー」
エル「当たれば一撃なんだけどね、当たればね」
ルナ「まるで壊し屋だね」

壊し屋とは俺屍の(略)。

ルナ「(息を整え)さ、捜索を再開しないと」
エル「時間は大丈夫ですかね?」
GM「けっこう尻に火がついてます(笑)」

森に入ってからの行動は私がモニターしている。
時間をかければ、それだけ迷子の少女もピンチに陥るのだ。

が、二人は戦いに手間取っただけで、判定で手間取ったわけではなかった。
途中、薬草を手に入れつつ、空振り以外はごく順調に達成値を上昇させる。
チクショウ。
やはり目標達成値が低すぎたか。
そう思うも後悔は先には立たず。
二人は迷子の少女を見つけ出した。

■異変

二人が迷子を保護すると、(下級の魔物がいるとはいえ比較的)穏やかな森が、急に怪しい雰囲気になった。

GM「二人の前に、朽ち果てた身体に鎧をまとう、ゾンビ(的な魔物)が現れる」
エル「きもい」
GM「手には刀を持っており、今にも襲いかかってきそうだ!」
ルナ「刀ってw」

そいつは邪神の復活を目論む魔族たちの尖兵、妖魔である。
ヒューリンを含むすべての人族は、魔族の出す瘴気によって侵されると、妖魔になってしまう可能性があるのだ。

GM「戦わなければ、迷子を捜しだし、町に戻るという任務は果たせないだろう!」

私の言葉を聞いて、エルとルナは戦いに身を投じる。
これまで一撃必殺を誇っていたルナの攻撃も、今回のボスモンスターであるフォモール(そう、フォモールなんです)には必殺とはいかず。
それ以前に当たらなかったりで若干の苦戦を強いられる。
さらにフォモールは刀を大きく振りかぶり、エンゲージ内全員に攻撃を加える【ブランディッシュ】を発動させる。
まさかの全体攻撃に、がりがりとHPを削られる二人。

ルナ「今度こそ当たれーッ!」

ついに、大上段から放たれる渾身の一撃がフォモールを貫いた。
がくりと膝をつき、地につっぷして倒れる妖魔。
冒険者としてやっていけるかどうか、その境となる初めての冒険を果たしたエルとルナ。
二人は傷ついた身体を気遣いながら、マイを連れてピーズに戻るのだった。

■Ending, and step to next.

GM「ニワグチ亭に戻った二人はマスターにマイを引き渡します。彼は安心した様子になって、君たちに礼を言うぞー」

先ほどまでの戦いとは一転、一気に和やかなムードになってきました。
しかし、二人の冒険はまだまだ終わらない。

ルナ「そういえば、危険な魔物はいないっていったのに、めっちゃ危険なのいたじゃないですかーッ!」
GM「(えーwww)」

メタなことを言えば、予想外の強敵がいないとストーリーとして山谷がつくれないのですが。
特別に危険があったということで追加報酬をせびろうとしているに違いありません。
ここは断固とした態度で甘い発想を斬り伏せなければなりません。

マスター「世の中に絶対なんてない。実際に行ってみないと、そこが安全かなんてわからないのさ(世界の行く末を憂う顔で)」
ルナ「えーwww」

そうして初めての冒険は終わっていくのでした。

マスター「期待の新人冒険者が現る! ってことで、気にかけておいてやろう」

ニワグチ亭の黒いマスターとのちょっとしたコネクションを得て……。(了)
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by yamaomaya | 2011-12-29 18:35 | TRPG